Park(ing)day2019という名の、"地図"

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こんにちは!あんずです。

 

前回、Park(ing)day2019について書きました。

Park(ing)day2019に参加しました! - キラキラと、咲く

 

今回は、参加してみての感想を記します。

 

○ちょっと、入りにくい…かも?

正直に言います。

参加するのに、ちょっと抵抗がありました。

当日、企画された方々で盛り上がっていて、声をかけて参加するのに、なかなか勇気が要りました。

 

○一般の人たちが参加しやすくするためには?

じゃあ、どうしたら良いのだろう?と自分なりに考えてみました。

・ゲームなど、参加型にする。

・チラシを配布する。→どんなことをしているかが具体的にわかって、参加するハードル下がる。

・「ご自由におくつろぎください」などの文言を、近くに掲示する。→楽しみ方がわかる。

 

○自分たちが楽しむこと

Park(ing)dayの報告会、というものもありました。そこでは、作り手側の方々のお話などが聞けました。

その中で、イベントの"内輪感"についても言及されていました。

 

▷たしかに自分たちだけで盛り上がっている感じがして、一般の人は参加しづらいかもしれない。でも、自分たちがまず楽しむこと。そうすることで、今度は自分のまちでもPark(ing)dayをやってみたい!という人が出てくる。波及していく。

 

そんな意見でした。

たしかに主催された方々が楽しむことも大事かもしれないと考えるようになりました。

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○知ってもらう入り口としての、きっかけ

参加されていた方の中で、ピクニックを色々な地域でやっていらっしゃる方がいました。

その方によると、参加の仕方は地域カラーが出るとのこと。

例えば大阪だと、ピクニックの参加率が高い。それに比べて、東京だと参加率が低いそう。

 

Park(ing)dayも、慣れてくれば、皆さん参加しやすくなるかもしれません。

そのため、今回は、まずこのイベントを知ってもらう、という"入り口"としての役割を果たしていた点では、とても良かったのではないでしょうか。

また今後、定期的にPark(ing)dayを開催していくことも大事だと思います。その際は、ぜひ参加したいです。

 

○企画された方々の中でも、意見はさまざま

今回のPark(ing)dayを作られた方々にお話を聞いてみると、立場はいろいろ。

道路空間を人のために使うことは、有意義だと考えている人。

一方で、Park(ing)dayはこれでいいのだろうか?どうしたらPark(ing)dayが良くなるんだろう?と懐疑的な人。

意見が分かれているのも、良いなと思いました。みんながみんな、このイベントいいよね!という考えだけだと、この先続けていくのも難しいと思うからです。

どうしたらもっと良くなるか考えることを積み重ねてこそ、イベントの熱量も高くなると思います。

 

○芝の心地よさ

風を感じるチームでは、風船が目立っていて良かったです。通りがかった人に、何かやっているぞ?と思ってもらえたのではないでしょうか。

また、くつろぎチームはオブジェがフォトジェニックな空間を演出していていいな、と思いました。

どちらも、人工芝を地面に敷いていました。それがとっても良かった!

芝があると心地よくて、くつろぎやすい。そして、一度座るとなかなかその場を離れられない。笑

ついつい長居してしまいました…!笑

 

それから、車と同じ目線だったのが良かったです。というのも、芝生が車のタイヤと同じ高さ。道路に敷いてありました。

普段、道路に座ることなんてないので、その目線が新鮮でした!

 

宮益坂というロケーション

今回の開催地は渋谷、ということで都心。

人通りも車通りも多い場所。

参加するまでは、にぎやかそうな場所だなと思っていました。

 

ところが…

芝に座ると、宮益坂を風が吹き抜けていくのを感じます。

あれ? こんなに風が吹いてるんだ。

あれれ? 見上げると、木々の緑がたくさんだ…

 

といったように、新たな気づきが多く、普段気づかない渋谷の良さも知ることが出来ました。

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○未来の道路空間像は…?

Park(ing)dayを作られた方々と、こんな話になりました。

「将来、道路空間はどうなっているんでしょう…?」

 

皆さんは、どのように想像しますか?

 

私たちは、車の自動運転がどう発展するかにもよりますね、といったことや、高齢化も影響してきそうですね、など話していました。

自動運転が進んだら?

ご高齢の方でも車で移動出来て、車社会になるかも…。そしたら、車道が増えるのかな。

 

自動運転が、思ったより発展しなかったら?

歩行者中心の道路空間になるかな。

 

などなど。

 

これからどうなっていくのか…。道路空間のあり方によって、Park(ing)dayも変わってきそうです。

 

○自分は、どういう立ち位置なんだろう?

今回のPark(ing)dayを通して、私はどんな思いで道路空間などのパブリックスペースに関わっていくのか、改めて考えました。

 

そこで思ったのは、外のスペースが楽しい空間だったらいいなぁ、ということ。

単純に、楽しかったらいいな、という思いがあります。

また、楽しい空間になることで、シビックプライドが高まったり、自分たちでまちを守る意識が醸成されていったら、より良いなと思いました。

 

そんなことを思いつつ、自分のいる立ち位置が確認出来ました。

Park(ing)dayは、そのように、今の自分のパブリックスペースとの関わり方について改めて考えられるなど、自分の位置がわかる"地図"のようなもの。

今度は、作り手として参加したいです!